サステナブルファイナンスの最大規模のイベントであるRI Japan2023が2023 年5月24日、25日の2日間で開催されました。弊社永井は「投資プロセスに人権を盛り込む」のセッションのファシリテーターを務め、パネリストとして、Morningstar Indexesより川崎華奈氏、PRIジャパンより森澤充世氏、World Benchmarking AllianceよりAndrea Webster氏が登壇しました。
セッションの中では、ESG関連法制化が加速する中で、グローバルに機関投資家の本業における人権尊重がより求められる状況が出来つつあるという話が聞かれました。ESG評価機関による金融セクターへの人権評価が進む一方で、投資プロセスに人権を組み込むうえで難しい点として、人権に関わる入手可能なデータや、投資家や評価機関側の理解や知識が十分でないことも議論されました。
パネリストからは、日本企業に期待されることとして、日本企業がグローバルに持つ影響力を認識するとともに、人権への取組みの強化とステークホルダーとの透明性のあるコミュニケーションが求められるという声も聞かれました。
